結局おふろあがりにアイスをたべるだけの話。
暑い。
とても暑い。
夏はシャワーになりがちだ。一人暮らしのわたしは下手したら冬もシャワーだ。
いつも12時過ぎに帰宅して、疲れているのに湯船を洗ってお湯が溜まるのを待ってるなんて不可能に近い。お湯が溜まり終わる前に寝てしまう。
でもそれは時間のない夜の話。私はなんと「夏休み」という名の\大学生ならいっぱいバイトしていっぱい遊んでYou、経済回しちゃいなよ!スペシャルサマー期間/に突入した。
幸いなことに最近は18時は家にいる。予定もない。まあ日中はバイトしたり、買い物に行ったり、ジムに行ったり、ピューロランドに行ったり(←趣味)、いろいろしようと思えば時間を潰せる。
でも夜は極力外に出たくない。生活リズム崩れるし、日がでてないのはいいけど夜遅くに帰ってくるのってなんか疲れるんだよね。
さて…なにをしようか。ヒマで仕方ない。ためていた録画も見尽くした。できれば痩せそうなことがいいな。別に本当に痩せなくてもいい。✨✨美活✨✨的なことをして女としてのモチベーションがあがれば楽しいな程度だから。あとあんまりお金がかからないこと。
外に出てみる?散歩?ひとりで?
どうせ手をつないで歩いてるカップルと赤信号を気まづく待つという時間を過ごすだけだ。(わたしのマンションは交差点の角に立っているのでどこに行くにしろ信号を渡らなければならない)
えーやだ。
まあそこで考えた。いろいろ考えた。
お風呂にはいろう。
自宅のお風呂ならお金もかからないし、スッピンでも部屋着でも関係ない。夏の長風呂ってなんか痩せそうだし。
というわけで先週から始まったわたしの風呂活。
だいぶ前置きが長いけど、私の過ごし方を書きます。
まずは出かけます。先ほど散々外出への文句をつけた割に。まあいいの。近所だから。わたしの風呂活のお供を調達しに行くため。
これだ
わたしの家から徒歩5分の場所にブックオフがある。わたしが買う本は大体1冊100円〜200円。値段をみて選べば1日2冊読んでも200円。
採用!
スッピンにメガネの女が漫画を立ち読みしているでかいリュックをしょった中学生男子のうしろをカニさん歩きで通り抜ける。どうせ誰も見ちゃいない。
小説も好きだけど、できるだけ軽い気持ちで読めるのがいいので、ほとんどの場合コミックエッセイみたいなのに落ち着く。たまに自己啓発的なかっこいいのも読む。
お気に入りはアラサーちゃん。
ブックオフは他の人の売った本がどんどん並ぶので昨日まで見かけなかった本もある。棚の前で「うーん、きょうはこれかな」「やっぱりこっちがいいかな」「あっ、これ気になってたやつじゃん」がとても楽しい。30分くらい経ってることもある。立ち読みに夢中になってると途中でスッピンメガネ×ジャージという適当女の最終進化系みたいな格好をしてることに気づいて我にかえる。さあ適当に一冊選んで帰ろうか。
帰り道にコンビニがあるんだけど絶対寄らない。お風呂上がりの火照った体で、この時間に冷た〜いアイスを食べるなんて絶対にしちゃいけないからだ。絶対に。
絶対に。
そんなこんなで帰ってきたら、すぐ湯船の蛇口をひねる。
その間に冷房をつけたり、本を準備したり、悪あがきで短時間でもスマホを充電したり、一応着ていた布(テロテロのTシャツと短パンは服と呼ぶに値しない)を脱いだりする。効率のいいことが大好きなのでここらへんの準備は完璧だ。
お湯が溜まったら誕生日プレゼントとして友人に貰ったラッシュの入浴剤を入れて完成。
クラゲ……?
まあこうしてわたしは長湯しながら新しい本を読む習慣がついてきた。本はどんな本でも量を読むに越したことはないと思っている。自分にない価値観や言い回しを得られたり、共感はしなかったけど忘れられないシーンがあったり、全部自分自身単体じゃ得られない財産だ。他人の文章とことばって進んでインプットしようとしないと絶対に増えない。でもたぶん私は部屋にいたらテレビを選ぶし、ベッドにいたらスマホが勝つ。あえてお風呂で読書習慣(といったら大げさだけど)を組み込めたのは我ながらグッジョブ!である。
こんな感じでバイトも、飲みの誘いも、もちろんデートもない夏の夜をなかなか充実させ始めたわたしでした。
さあそろそろ今日の風呂活をはじめて2時間が経つのでおわりにします。
みなさんくれぐれものぼせないようにご注意ください。